基礎知識

瞼(まぶた)の構造について

ここでは眼瞼下垂についての知識を深めて頂く中で重要となる、瞼そのものの構造について簡単に触れておきたいと思います。

瞼は大きく分けると、「眼輪筋」・「瞼板」・「挙筋腱膜」・「眼瞼挙筋」・「眼窩脂肪」という部位から成り立ちます。

眼輪筋は、「がんりんきん」と読み、目を閉じるときに動く筋肉と考えて頂ければわかりやすいかと思いますが、眼の周囲全体を覆う筋肉です。運動筋とは異なり、目を開いたり閉じたりする動作のうち、「閉じる」というのが主な働きとなる筋肉です。

次に瞼板ですが、「けんばん」と読みます。この部位は、瞼を開いたり閉じたりする動作に強く関係している少し硬めの組織で、イメージ的には軟骨のようなものです。この瞼板と眼瞼挙筋のつながりが、瞼がしっかりと開けるかどうかと言うのに差をもたらす重要な部位になります。

挙筋腱膜は、「きょきんけんまく」と読みます。目を開けたり閉じたりする動作のコントローラーだと思っていただければよいかと思います。

この筋肉がしっかりと動作しない場合は、「先天性」として扱われることが多いようです。

眼瞼挙筋には「ミュラー筋」という筋肉が付随しています。非常に小さな筋肉にですが、ミュラー筋はまぶたを持ち上げる動作の補助を行っており、交感神経が緊張することで縮む仕組みとなっているそうです。

眼瞼下垂になると、ミュラー筋を通常よりも収縮させてしまうため、交感神経の興奮状態が長期間続いてしまう場合があるそうです。それらが原因となり、肩・首筋・背中の筋肉がこってしまったり、動悸・息切れなどが発生することがあるそうです。緊張状態が継続するため、精神的な強い不安や、疲労感を感じやすくなってしまうばあいもあるそうです。

眼窩脂肪は、「がんかしぼう」と読み、外部の衝撃から眼球を保護するためにあるとされているもので、ここの脂肪が多いと瞼に厚みが出てくるようです。

前述しているとおり、「目」と一言で言っても、非常に繊細且つ複雑に関連して成り立っているというのがお分かりいただけたかと思いますので、頭の片隅にこれらの構造について簡単に残しておいていただければ他の解説もわかりやすいかと思いますので、是非覚えて頂ければと思います。